基本のBPMの合わせ方【1】準備〜実践まで

ピッチ調整についてマスターしよう

まずは曲のピッチ(BPM)を速く、遅く調節できるようになりましょう。初めてDJをする方は、早くミックスがしたい!という思いからこの練習を飛ばしてしまいがちですが、ここはとても大切で時間をかけるポイントです。

部活で例えるなら球拾いや素振りと同じだと思ってください。この基礎の練習をマスターできると、ミックスをする時に役に立ちます。では、早速始めていきましょう!

【手順1】BPMをバラバラにセット

1曲だけ練習曲を準備しよう

BPMを合わせる事に慣れるため、まずは同じ曲を使ってピッチを合わせていきましょう。1曲だけ自分の練習したい曲を決めたら、早速曲をPCDJやCDJにセットしていきます。

片方だけBPMを変えよう

①まず右のターンテーブルの速さを変えます。

このつまみはピッチコントローラーといい、BPMの速さを調節するつまみです。基本の位置は真ん中で、ここから左側(上側)に動かすと曲のテンポが遅くなり、右側(下側)に動かすと速くなります。

ではこのつまみを、好きな場所に動かしてみてください。まだ再生はしないでくださいね。

②次に左のターンテーブルを再生して、左の縦フェーダーを一番上まで上げた状態にしてください。↓

赤枠の部分です。画像のミキサーは縦フェーダーが4種類あるものですが、2種類のものでも同じです。とにかく左側のつまみを一番上まで上げて、スピーカーから左のターンテーブルの音が聞こえればOKです。

右側の縦フェーダーは、一番下に下げておいてくださいね。

③ヘッドホンをつけて… 右のターンテーブルを再生し、ヘッドホンから右の音だけを聴いてください。

オレンジ枠のボタンを押すと、右側の曲がヘッドホンから聴こえるようになります。ここにボタンがないミキサーをお持ちの方は、どこかに「CUE」や「CH1」「CH2」と書いてあるボタンやつまみがあるはずですので、「CH2」の方にスイッチを入れてください。

いま、スピーカーからは左の曲が流れて、ヘッドホンからは右の曲が流れている状態ですね。   片耳でスピーカーの音を聴いて、もう片方の耳でヘッドホンの音を同時に聴いてみてください。

速さも再生箇所もごちゃごちゃですよね。ではこのごちゃごちゃをキレイにしていきましょう。

【手順2】BPM合わせスタート!

①目で見て数字を合わせよう

それでは早速BPMを合わせましょう。

DJ上達への近道!曲を繋ぐ前に知らないと損する7つの基礎でも少しご紹介したように、ある程度は目で見てBPMを合わせられます。

左の曲がBPM120だったら、右の曲も120にしましょう。

右のターンテーブルのつまみを動かして調整してください。

この時、左のターンテーブルのつまみは動かさない様にしましょう。左の曲は今スピーカーから流れている=聴き手が聴いているからです。楽しんで聴いている曲の速さが早くなったり遅くなったりしたら…嫌ですよね。

今は練習なので聴き手はいなくても、本番で間違えないようにクセをつけておく事をオススメします。

②頭出しをしてみよう(準備編)

ここで、右の曲をもう一度最初から再生してください。

こんなボタンを押せば始めから再生されます。PCDJはパソコン画面に、CDJは本体のどこかにあります。

そして、頭出しをします。 頭出しとは、曲の一番はじめの「ドン」の音から曲を再生させることです。

まずは右のターンテーブルを再生して、最初の「ドン」がどこか確認します。

Serato DJのようなPCDJだと、パソコンで曲の波形を見られるので分かりやすいです。真ん中の白い線がスタートの位置になります。

2番目、3番目のように曲によって最初の「ドン」の前に音が入っている場合もあるので、どこが最初なのかをよく聴いてみてください。

また、3番目、4番目のような波形の曲は分かりやすい「ドン」(赤い波形)がないので始めは難しいかもしれません。

初めて練習する場合には、1番目の曲のように始めから「ドン」がきている曲が分かりやすいと思います。

※練習にオススメの曲は別記事でご紹介していく予定です。

③頭出しをしてみよう(実践編)

ではどうやって頭出しをするのかというと…DJがよくやっている、スクラッチをしていきます。

左の曲の「ドンドン」に合わせて、右のターンテーブルを最初の「ドン」からスタートさせてください。

波形で表すとこんな感じです。上が左の曲、下が右の曲です。

左の曲はどこを再生中でも構いません。Aメロの途中でも、サビの最中でもOKです。

DJ上達への近道!曲を繋ぐ前に知らないと損する7つの基礎でご紹介した小節の区切りや曲の構成なんかも無視して、いまは2つの曲の「ドンドン」に集中してください。

④微調整でズレを修正しよう

いま、左の曲はスピーカーから、右の曲はヘッドホンから流れていますね。

2つの曲のドンドンを10秒ほど聴いていてください。だんだんと「ドンドン」がズレてきましたか?

これは右のBPMが左のBPMより遅いか、速いかのどちらかです。

【遅い場合】

右のBPMを速くします。先ほどのつまみを少しだけ右(または下)にずらします。

本当に少しだけです。1ミリ動かすか動かさないか、そのぐらい少しです。

動かしたけど…速さ変わらないじゃん(怒)と思った方。

このつまみを動かしたところで、すぐにBPMがパッと変わるわけではないのです。でも曲をつなぐためには早くBPMを変えていかないといけないですよね。

そこで、つまみを動かすのと同時に、ターンテーブルを手動で早送りさせます。

(ターンテーブルの場合)真ん中のポッチをつまんで右に回します。↓

(CDJの場合)ジョグダイヤル(赤枠の部分)を右回りに軽く回します。

【速い場合】

右のBPMを遅くします。先ほどのつまみを少しだけ左(または上)にずらします。

こちらも同様、つまみを動かすのと同時にターンテーブルを手動で遅らせていきます。

(ターンテーブルの場合)プラッターの周り(ボコボコしている部分)を指で軽く触ります。

(CDJの場合)ジョグダイヤル(赤枠の部分)を左回りに軽く回します。

これで微調整ができます。

※はじめは力加減が難しいので、失敗して分からなくなったらもう一度③の頭出しからやり直してみてくださいね。

また、この微調整をしてもすぐにドンドンがズレてきてしまう場合には、

このつまみを左右どちらかに少しずつずらす&手動で微調整を繰り返してください。

※曲の速い遅いが分からない場合

頭出しをしてもどっちの曲が速いのか遅いのか、全然分からない!という方は、何度も2つの曲を同時に聴いて、音を聴きわける練習をしていきましょう。

曲を同時に聴く練習だけなら、日常生活の隙間時間で練習してもOKです。例えばパソコンで音楽を再生しながらスマホで別の音楽を聴いたり、テレビを見ながら音楽を聴いたり。

とにかく片方の耳はヘッドホンやイヤホンから聴く、もう片方の耳は違う音を聴くという練習を繰り返していきましょう。

ピアノでもドラムでも、両手をバラバラに動かすのって最初は大変ですよね。DJの場合は両耳をバラバラに使う練習をしていくんです。慣れるまでの期間は個人差がありますが、1ヶ月以内には聞き分けられる様になることを目標にしましょう。

まとめ

今回はDJの基礎の基礎になるBPMの合わせ方をご紹介しました。

曲のジャンルによっては急いでBPMを合わせなくてはいけないものや、ほぼ完璧にBPMを合わせた方が良いものもありますので、どんな曲でもミックスできるように頑張って練習していきましょう!

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