基本のBPMの合わせ方【2】実践〜最終確認まで

より正確にBPMを合わせるにはどうしたら良いのか?

今回は、基本のBPMの合わせ方【1】準備〜実践までの続きをご紹介していきます。

【手順3】ロングミックスでズレがないか確認する

頭出しに慣れてきて、10秒くらいなら「ドンドン」がズレない位に調整できるようになった!という方は、次のステップへ移りましょう。

今度は頭出しをしてから、30秒〜45秒ほど聴いてみてください。だんだんとズレが出てきたなら、まだBPMは完全にあっていないということです。

ピッチコントローラーを左右(上下)に動かしながら、さらに微調整をしていきましょう。

BPMは完璧に合わせる必要はないのですが、ある程度までキレイに合わさっていないとミックスする時に大変になってしまいます。

ただでさえミックス中(スピーカーから2曲一緒に流れている状態の時)はフェーダーをいじったり、イコライザーをいじったり、音量を調節したりと結構忙しいのです。

 

さらにBPMがズレてきたら修正しながらミックスをする事になるので、やる事がさらに増えてどこかで失敗してしまったりします。

ミックス中の負担を減らすためにも、BPM合わせは力を入れていきましょう。

といっても、慣れてしまえばBPMを合わせるまで数秒でできるようになりますので、ここが踏ん張りどころと思って練習していきましょう!

【手順4】曲の再生箇所を合わせてみよう

BPMがちゃんと合っているか確認する為に、左の曲と右の曲の再生箇所を合わせてみましょう。

やり方は2通りあります。

①左右同時に曲を再生させる

これは再生ボタンを押すだけ。簡単ですね。

もし再生ボタンを押すタイミングがズレてしまったら、ピッチコントローラーは触らずにどちらかのターンテーブルを手動で早送りするか遅らせてください。

②頭出しを応用する

再生ボタンを押すだけだと、なんか味気ない…という方へ。もう少しDJっぽい確認の方法をご紹介します。

基本のBPMの合わせ方【1】準備〜実践まででご紹介した頭出しの方法を使っていくのですが、左右の曲の同じ箇所を流すためには少しアレンジをしないといけません。

まず、下の図を見てください。

上も下も同じ曲の波形です。上が左のターンテーブルで再生中の曲、下が右のターンテーブルで再生中の曲だと思ってください。真ん中の白い線が今再生されている箇所になります。左の曲はサビの始まりの部分、右の曲は頭の部分です。

通常の頭出しだと右の曲のように最初の「ドン」から再生してBPMを合わせていけば良いのですが、今回は曲を同じ箇所で再生させなくてはいけません。

ではどうするかと言うと、右の曲のスタート地点を左の曲と同じにすれば良いのです。

まずは左の曲だけ再生しておいて、サビが始まる瞬間に右のターンテーブルもサビの始まりから頭出しをします。

あとは①と同様、頭出しのタイミングがズレてしまった場合は手動で微調整をしていきましょう。

※CUE機能を活用する

②の頭出しをする場合、サビの始まりをいちいち探すのは面倒ですよね。

そんな時に便利なのがCUE(キュー)機能です。CUEは簡単に言うと曲の「しおり」みたいなもので、曲の好きなところからスタートさせる事ができるようになる機能のことです。

(Serato DJの場合)

画面内にこの様な箇所があるはずです。CUEをつけたい箇所の波形と中央の白い線を合わせて、右の+ボタンを押すだけです。

曲を再生中に、つけたCUEの左にある▶︎再生ボタンを押せばCUEから再生できるようになります。曲が一時停止中だと▶︎ボタンを長押ししている間のみ再生されます。

CUEの箇所がズレていた・失敗してしまったら、CUEの右にある×ボタンを押せば消す事ができます。

(PCDJの場合)

左下にこんなボタン(オレンジ色の方)があるはずです。曲を再生しながらCUEをつけたい箇所でJOGダイヤルを押さえ、CUEボタンを押すだけ。

曲を一時停止してからCUEボタンを押したままにすると、CUEをつけた箇所から再生されます。正しい箇所でCUEがつけられているか確認してください。

CUEボタンの後に再生ボタンを押すと、長押ししなくてもCUEから再生する事ができます。

失敗して取り消したい時には、また曲を再生しながら正しい箇所でJOGダイヤルを押さえ、CUEボタンを押せば上書きされます。

【手順5】最終確認&ミックスを始める準備をしよう

CUEつけも終わり、左右の曲を同じ箇所で再生させる事ができましたか?次はBPM合わせの最終段階です!

クロスフェーダーでズレがないかチェック

では、クロスフェーダーを使いながらBPMが合っているか確認する方法をご紹介していきます。この方法はクロスフェーダーを使う練習も兼ねてあえてご紹介している方法ですので、本番ではやらなくて大丈夫ですよ。

赤枠がクロスフェーダーです。

まず、左右両方とも曲を再生させてください。必ず同じ曲で、左右の再生箇所を合わせてくださいね。

次に、クロスフェーダーを1番左まで持っていき、縦フェーダーを左右両方とも1番上まであげます。

赤枠が縦フェーダーです。画像はチャンネルが4つありますが、お使いのミキサーがチャンネル2つなら両方とも、4つの場合はそれぞれ対応するチャンネルの縦フェーダーを1番上まであげてください。

左の曲だけスピーカーから聞こえる状態になればOKです。

では、曲のどの箇所を再生中でも良いのでクロスフェーダーを左から右に一気にパーンと移動させてください。

何か違和感はありましたか?

いま、スピーカーから流れる曲が左の曲から右の曲へと変わりました。もう1度クロスフェーダーを左に戻してみましょう。何度移動してもOKです。

ここで曲が完全に1つの曲に聞こえるようなら、BPM合わせは完成です。

もしここで

ドン ドン ドン ドン

という曲が

ドン ドン ドドン ドン

と聞こえてしまう様だと、BPMが合っていません。その場合はもう1度調整していきましょう。

音のズレがなく、クロスフェーダーを動かしても違和感なく1つの曲に聞こえたよ!という方、お疲れ様でした!!

これでDJ初心者の最大のハードル「BPM合わせ」を突破しました!

ここからは左右同じ曲ではなく、どんどん違う曲でBPM合わせをしていきましょう!ちなみに違う曲で練習する場合も、BPMの差は0〜5くらいが目安になります。(BPM125と128の曲など)

そして、次はミックスの練習に移っていきます。

クロスフェーダーでミックスの感覚をつかもう

本格的なミックス練習に移る前に、クロスフェーダーで簡単なミックスをしてみます。

ミックスのタイミングについてはDJ上達への近道!曲を繋ぐ前に知らないと損する7つの基礎の記事でもご紹介しましたが、

今回は「左のサビ終わりと右のAメロ始まり」で繋いでいきます。

サビ 間奏
イントロ Aメロ

図にするとこんな感じ。赤い部分でミックスをしていきます。

まずは先ほどまでのように、左右同じ曲をターンテーブルにセットし、左の曲だけ再生させてください。BPMは合わせた状態にしてくださいね。

①左の曲のサビ頭が再生されると同時に、右の曲のイントロ頭からスタートさせます。

波形でいうとこんな感じです。真ん中の白い線がいま再生中の部分。上がサビ頭で下がイントロ頭です。

②クロスフェーダーを左から右へ徐々に移動させます。

③左の曲のサビ終わりと右の曲のイントロ終わりのタイミングでクロスフェーダーを1番右へ寄せます。

これで基本のミックスはできました。

説明通りにミックスしたけどタイミングが合わない!という方もいらっしゃると思います。

イントロの長さやサビの長さは曲によって違うので、全ての曲でこの通りにやればキレイにミックスできるわけではないんですね…。

なので、今回はミックスの超基本的なやり方として「だいたいこんな感じか〜」と感覚だけ掴んでもらえれば大丈夫です!

という事で次にするミックス基礎練習は、どんな曲でもタイミングよく繋げるために拍数について知ることになります。

詳しくは別記事でご紹介していきますね。

BPM合わせはどんどん練習していこう

DJ超初心者の方でも基本のBPMの合わせ方【1】準備〜実践までの記事から読んでくださっていれば、ここまででかなりBPM合わせはできるようになっているかと思います。

これからDJをしていく上でBPM合わせは毎回必ず必要なものになっていきますので、ご自身の好きな曲でもどんどん練習して、より早く正確にBPMを合わせられる様にしてみてくださいね。

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